少量の血液で胃がんになりやすいかどうかを調べることができます。
ABC分類
(自費診療:ピロリ菌抗体検査と合わせて3,300円税込)
胃粘膜萎縮マーカーのペプシノゲン(PG)と胃・十二指腸潰瘍・胃がんの主な原因と言われるヘリコバクター・ピロリ抗体検査を組み合わせて、胃の健康度を5段階評価します。
ペプシノゲン法とは?
「ペプシノゲン」という物質の血液濃度を測定することで胃粘膜の萎縮状態を調べる検査です。
注意が必要な方
- 明らかな上部消化器症状がある方
- 上部消化器疾患の治療中の方
- プロトンポンプ阻害剤などの制酸剤を服薬中の方
- 胃切除後の方
- 腎不全の方
- ピロリ菌の除菌を受けた方
ヘリコバクター・ピロリ抗体価検査とは?
胃がヘリコバクター・ピロリ菌に感染していないかを調べる検査です。ピロリ菌は胃酸の分泌や胃粘膜の免疫機能の働きが不十分な幼小児期(4~5歳)ごろまでに感染すると考えられています。この頃に感染しなかった場合、人になってから感染することは稀だと言われています。
ABC検診とは
ピロリ抗体とペプシノーゲン検査結果から胃がんになるリスクを判定するもので、「ピロリ抗体陰性」かつ「ペプシノーゲン陰性」のA群が最もリスクは低く、次いでB群 「ピロリ抗体陽性」かつ「ペプシノーゲン陰性」、C群 「ピロリ抗体陽性」かつ「ペプシノーゲン陽性」の順に胃がんのリスクが高くなります。最も胃がんになるリスクが高いのは「ピロリ抗体陰性」かつ「ペプシノーゲン陽性」のD群です。このD群には、ピロリ感染によって萎縮が進行し、自然に除菌されたケースやA型胃炎(自己免疫性胃炎:AIG)(前庭部は正常で、胃体部に萎縮をともなう逆萎縮)などを含みます。B型胃炎の多くはピロリ菌感染によるものです(前庭部に萎縮があり、体部は正常なことが多い)。