あなたの肩の状態をチェックしてみましょう!
こんな症状はありませんか?
- 肩が痛くて眠れない
- 頭に手をやると肩が痛む
- 上着が脱ぎにくい
- エプロンのひもが結びにくい
- 腕や肩があがらない
- 肩に水がたまってはれているよう
●運動痛・・・・肩を動かすと痛い ●夜間痛・・・・痛みで眠らない ●挙上障害・・・・自力で上がらない
●インピンジメント徴候・・・・腕を上下すると水平あたりでひっかかる
これらは肩関節周囲炎(五十肩)の初期症状の可能性があります。
あてはまる症状がある場合は、当院にご相談ください。
肩関節周囲炎とは
肩関節周囲炎は、いわゆる五十肩ともいわれ、50歳ぐらいから症状が出てきます。肩に痛みが出て眠れなくなったり、腕を上げたり、回したりすることがつらくなります。髪の手入れといった日常動作が困難になります。
原因は、骨や関節が老化して肩関節周囲の組織に炎症が起こるためです。この病気は時期がくれば自然に治るといわれています。
しかし、治りにくい場合もあり、日常生活の不自由が続くだけでなく、精神的にうつ傾向になったり、運動障害が残ってしまうことがあります。
肩関節は「関節包」という袋でおおわれています。まず何らかの原因で、この関節包に炎症が起こり、肩に痛みが生じます。炎症に伴って関節包の膜が厚くなったり、硬くなったりするため、関節を動かせる範囲が狭くなります。炎症は、肩峰の下にある「滑液包」や、関節の周囲にある筋肉などにも広がっていきます。
治療法にはどのようなものがありますか?
痛いときは安静を保ち無理な運動はひかえます。湿布などの外用薬や消炎鎮痛の内服薬を使用し、痛みが強いときは、ヒアルロン酸の関節内注射やステロイド剤の注射を行います。
痛みが治まってくると、肩関節の動きが悪くなることがあるので温熱療法や運動療法、ストレッチなどを行います。
五十肩の予防と再発防止
ヒアルロン酸(鎮痛薬、ステロイドなどを含むことがあります)注入療法
肩関節もひざ関節と同様に鎮痛薬(飲み薬や張り薬)や関節内注射(ヒアルロン酸・鎮痛剤やステロイド剤)など、薬を用いて痛みや炎症を抑えます。
軟骨の弾力性と関節液の粘り気を保つ「ヒアルロン酸」注入、ヒアルロン酸は、軟骨と関節液の成分の一つです。カレイなどによりヒアルロン酸が減少すると、軟骨はすり減りやすくなります。
健康食品やサプリメントの効果については、いろいろな研究が行われていますが、医学的・科学的根拠が十分なものはありません。
ヒアルロン酸を直接関節内に注射することで、関節機能を改善したり保つことができます。(図は膝関節の場合です)
通常、1週間に1回、5週連続で注射します。その後は、症状に合わせて回数を増減調整します。