胸部X線画像の AI による診断支援ソフトウェアCXR Finding-iを導入しました。
専門医のスキルを学習したAIが胸部X線画像を解析し、医師による胸部X線画像の読影において、肺がんが疑われる所見である結節影、肺炎や結核などの所見である浸潤影の見落とし防止を支援するソフトウェアです。数十万以上の胸部X線画像をAIが学習しているため、未学習の画像に対して解析ができるようになっています。
左の写真は一見すると正常の胸部レントゲンに見えますが、AIで診断を行うと、右写真のように異常陰影が指摘されます。
念のため、胸部CT検査を行うと肺サルコイドーシスと多発肺門および縦郭リンパ節腫大が判明し大学病院に紹介となった症例で、AIの補助診断に助けられました。
このように多忙な日常診療において、胸部X線画像などのAI診断は、医師のサポートとして非常に有効です。 AI診断は、特にパターン認識に優れており、肺炎や肺結核、肺がんなどの異常を早期に検出するために大量の画像データを学習することで、病変の有無を高精度で判断でき、医師の負担を軽減し、診断の精度向上や早期発見につながります。