新型コロナウイルス感染症の位置づけを、これまで国は「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」としていましたが、令和5年5月8日から「5類感染症」になりました。「5類感染症」への移行で以下のように変わります。
1、 限られた医療機関でのみ受診可能であったのが、幅広い医療機関において受診可能になります。
2、 ワクチン接種:5月8日~8月末は高齢者、基礎疾患を有する方などを対象に接種を開始し、令和6年3月末まで無料で接種できます。
3、 診療・検査・治療・入院・薬の費用
・ 新型コロナ抗原検査やPCR検査:診療も含め公費負担は終了し保険診療となるため自己負担となります。
・ 新型コロナ治療薬:新型コロナ治療薬の費用は当面9月末まで無料(公費負担)ですが、解熱剤・鎮咳薬など新型コロナ治療薬以外の薬は自己負担となります。
※新型コロナ治療薬とは:ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバ、ベクルリー、ゼビュディ、ロナプリーブ、エバシェルドなど
・ 入院治療費:保険診療(自己負担)、当面9月末まで高額療養費の自己負担限度額から2万円を減額(2万円未満の場合はその額)
4、 国(政府)として一律に日常における基本的感染対策を求められることがない。新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛も求められなくなる。
5、 発生者数:定点医療機関からの報告に基づき、1週間単位の感染者数を公表。抗体保有率や下水サーベイランスなどは重層的に継続。
図は佐賀県ホームページからの引用です