接種費用と開始時期
今回実施する新型コロナウイルスワクチン接種は無料です(全額公費)。4月12日ごろから、65歳以上高齢者、高齢者施設入所中の方など、順次接種を行っていく予定です。
接種が受けられる場所
高血圧、糖尿病、脂質代謝異常などの基礎疾患のある方は「かかりつけ医(当院)で接種可能です。接種券がお手元に届きましたらご連絡ください。それ以外の方は各市町村で、白石町の方は健康センターにて行う予定です。また、長期の入院者や高齢者施設入所者など移動が困難な方は、施設管理者または主治医にご確認ください。
接種の優先順位は
(1) 医療従事者等
(2) 高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3) 基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者、60~64歳の方
(4) 上記以外の方 となっています。
接種回数と接種の間隔
現時点で承認されているファイザー社のワクチン(コミナティ筋注)は、2回の接種が必要です。
このワクチンは、通常、1回目から3週間後(3週間後の同じ曜日)に2回目を受けていただくことになっています。
1回目の接種から3週間を超えた場合、できるだけ早く2回目の接種を受けてください。
接種を受ける際の同意
新型コロナワクチンの接種は、強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただくことになります。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
また、職場で全員に必ず接種するよう求めたり、周囲の方に接種を強制したりすることは致しません。
接種後の副反応
新型コロナワクチンに限らず、接種後にはワクチンが免疫を付ける反応を起こすことによる副反応が生じる可能性があります。
副反応としては、現時点で承認されているワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み(筋肉痛)、疲労、頭痛、発熱等が出る場合があります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。まれにアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が出ることがあるため接種後通常15分から30分間、その場で観察を行う必要があります。極めて稀ですが、治療を要したり、障害(重度の後遺症)が残ったりする場合があります。予防接種による健康被害は救済制度(費用の公費負担)の対象となる場合があります。